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ロシアはパラ・リオ大会から除外 薬物問題で資格停止

 【リオデジャネイロ共同】国際パラリンピック委員会(IPC)は7日、国家ぐるみのドーピング問題が発覚したロシアのパラリンピック委員会を資格停止とし、9月のリオデジャネイロ大会から同国選手団を全面除外すると発表した。条件付きでリオ五輪参加を認めた国際オリンピック委員会(IOC)とは異なる厳罰を下し、2012年ロンドン大会で中国に次ぐ金メダル数2位の強豪国を締め出す異例の事態となった。
 ロシアは処分が不服の場合は21日以内に提訴できる見通し。
 IOCは「クリーンな選手個人の権利」を重視し、リオ五輪から国全体の除外を見送っている。

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7日、リオデジャネイロ市内で記者会見する
国際パラリンピック委員会のクレーブン会長(共同)