五輪公式商品、販売開始へ　 Ｔシャツなど、２３日から

【共同】２０２０年東京五輪・パラリンピック組織委員会は２２日、新たな大会エンブレム「組市松紋（くみいちまつもん）」を使ったＴシャツ、ポロシャツ、タオルなどの公式オリジナル商品の国内販売を２３日に開始すると発表した。東京都内で行われた発表記者会見には、エンブレムをデザインした野老朝雄（ところ・あさお）さんがポロシャツを着て登場し「感無量。将来、アスリートを志す小さい子などに着てもらえたらいいかなと思う」と感慨を込めた。
　価格は税別でＴシャツが２５００円、ポロシャツが３千円、ハンドタオルが８００円。全国のスポーツ用品量販店など８３店舗で購入可能で、午前１０時に公式オンラインショップもオープンする。７月下旬には東京都内２カ所に今夏のリオデジャネイロ大会に合わせた期間限定の店舗を開設する予定もある。
　組織委によると、開催の４年以上前に売り出すのは異例の早さで、坂牧政彦（さかまき・まさひこ）マーケティング局長は「大会に親近感を覚えていただく機会を一日でも早く始めたかった」と狙いを説明した。今後は日本の技術や伝統工芸などを駆使した商品も企画する。

２０２０年東京五輪・パラリンピックの新たな大会エンブレム
「組市松紋」を使ったＴシャツ、ポロシャツ、タオルなどの
公式オリジナル商品（共同）