2016年9月7日
水泳でメダル21個の河合純一氏が聖火ランナー「気持ちよく走れた」
【リオ】全盲のスイマーとして過去6大会に連続出場し、5個の金を含む21個のメダルを獲得している河合純一氏が6日、リオデジャネイロ市内のマラカナンで行なわれている聖火リレーでランナーを務めた。
警官らに厳重に警備されながら、約100mをゆっくりと走り、現地の人たちからの声援に笑顔で応えた。
聖火を次の女性につなぎ、大役を終えると「楽しく走ることができた。日本のアスリートを代表して走らせていただいたので、この思いを4年後につなげたい」と語った。なお、伴走者はシンクロナイズドスイミングでシドニーオリンピックに出場した江上綾乃さんが務めた。
河合氏は、日本人で初めて国際パラリンピック委員会(IPC)のパラリンピック殿堂に選出され、9日のセレモニーで殿堂入りする。(瀬長あすか/x-1)