パラサポ

走り幅跳びの山本篤「悔しい銀」

【リオ】17日、男子走り幅跳び(大腿切断などT42)決勝が行われ、日本の山本篤が悲願の金メダルにチャレンジした。
 試合は、まず世界記録を持つハインリッヒ・ポポフが1本目で6m70のジャンプ。「自分の最高のパフォーマンスをしよう」。ポポフの記録をあえて見なかったという山本は、1本目、2本目とわずかに踏切が合わずにファウルだったが、4回目に自己ベストタイの6m62を記録して2位に。ここでポポフの記憶にあと8cm足りないことを知ったという。会場に手拍子を求めて臨んだ5回目は「気持ちよく跳べた」ものの、記録は6m50で1位には及ばなかった。
 2008年北京パラリンピック以来の銀メダル。「ラッキーで嬉しかったあの時とは違い、今回は8年間やってきて金を狙っての銀なので悔しい」。山本はいつもより小さな声で話していた。(瀬長あすか/x-1)

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17日のリオ・パラリンピック陸上男子走り幅跳び(切断などT42)で山本篤(スズキ浜松AC)は銀メダル。1位と8センチ差に「悔しい」とコメント(ゲッティ=共同)

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17日のリオ・パラリンピック陸上男子走り幅跳び(切断などT42)で山本篤(スズキ浜松AC)は6メートル62を跳び、銀メダルを獲得した(ゲッティ=共同)